Ryuji Kamiyama
Stupid Bubbles, 2023
¥86,000
「Stupid Bubbles（ステューピッド バブルズ）」という刺繍作品は、リネン素材のキャンバスに、目の部分にループ状の刺繍が施されています。その制作には、正確に570,010箇所以上のステッチが必要でした。この作品は限定版で、たった30部しか存在せず、全て手作業で署名と番号が入れられており、真正性を証明する認証書が添付されています。 寸法: H.52 cm x L52 cm（額装込み）
Ryuji Kamiyama
神山は1972年に東京で生まれました。小学生の頃、ピカソの「ゲルニカ」のモノクロの構図と表現が彼に大きな影響を与えました。
彼の頻繁に使用するネオンカラーは、1980年代の新宿の歌舞伎町で官能的な雰囲気を感じた自分の子供時代からインスピレーションを得ています。それを蛍光色に見立てたのです。彼は小学生の頃に兄弟の影響でパンクやハードコアの音楽を聴き始め、中学時代にはレコードジャケットに描かれたスケートボードを見てスケートボードに魅了されました。その後、彼はスケートボードに夢中になり、毎晩スケートをするようになりました。
この時期に出会った友人たちは、彼と彼のキャリアにとって貴重なリソースとなりました。1991年に神山は芸術的な表現手段としてシルクスクリーンでTシャツをプリントし始めました。この活動は1993年に全国的なブランド「FAMOUZ」に発展しました。彼はブランドの商品の全てのグラフィックを手がけ、1990年代に東京で起こった「裏原宿」のムーブメントの中で大きな成功を収めました。
2003年にブランドが10周年を迎えた際に、神山はアーティストとしてのキャリアにより注力するためにそれを離れました。同年、彼の初の個展である「NEWARD」が東京の中目黒のデポで開催され、それに続いてアメリカのカリフォルニア州のFIFTY 24SFギャラリーで「TURD」という別の個展、2004年にはロサンゼルスでグループ展が開催されました。それ以来、彼は世界的に活動し、2005年にはスウェーデンのストックホルムでグループ展を開催し、また日本国内で個展を開催しています。彼は幅広いツールを使って作品を創り出し、スプレーペイントや筆からスクリーン印刷まで、彼のオープンな心境を最大限に活用しています。彼のアトリエの壁には、彼の創作の源となる場所が